radarRISK ANALYSIS / 5軸失敗・撤退リスクカルテ
5段階評価(高=高リスク)▶ EXPECTATION 設定した学習目標と期待
- 受託開発で稼いだ利益2,000万円を全額投じ、不動産業界特化の業務効率化SaaSを開発。「完成すれば月額サブスクで安定収入になる」と想定
▶ REALITY 達成した現実・成功ファクト
- 開発に1年半かかり、リリース時には競合大手SaaSが参入済み。受託案件を減らしていたため会社のキャッシュが底をつき、従業員の給与遅配危機に直面
▶ RESULT 成功を分けた要因・気づき
MVP(実用最小限の製品)による事前検証を行わず、受託の本業キャッシュエンジンを止めてフルスペック開発に突っ込んだこと。
▶ ACTION その後のキャリアと発展行動
自社SaaSの機能を自社の受託開発用ライブラリとして外販し、受託案件の単価を倍増。受託で月500万円の安定粗利を復活させた上で、顧客の実際の声を反映しながらSaaSを再構築。
▶ EDITORIAL COMMENT 編集部による成功要因分析
受託会社が自社プロダクト移行で最も陥りやすい「本業軽視のキャッシュ枯渇」です。受託開発の強みを捨てず、ハイブリッドでキャッシュフローを維持しながら検証を進める規律が不可欠です。